84話その1
LINE漫画で大好きな「再婚承認を申請します」の続きが待ちきれなくて
韓国版のWEB小説を翻訳して読み漁りました。
続きが知りたい同じような方の楽しみになればと初めてのネタバレブログを
はじめてみます☆
完全に読めているわけではないので多少(大分)違うところもあるかと思いますが
なんとなくの雰囲気だけでも感じていただければと思います。
そして不慣れのため見づらいところもあるかと思いますがご容赦ください;
離婚法廷で離婚が成立し、大神官に祝福してもらった後
怒りに満ちたソビエシュがナビエのもとへ近づいてきたところで終わりました。
では続きです。
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彼は何を言ってくるだろうか。私が再婚して気が楽になったということではないだろう。あの恐ろしい目をしているのだから、確実に悪いことだろう。
ソビエシュ:皇后。いや、ナビエ。これは・・・・・この奇妙な状況は一体?
近づいてきて、彼が私にしたのは質問であった。彼の声は比較的落ち着いていた。目は怒っているが、声は非常に静かで怒っていない人のようでした。
ソビエシュ:プロポーズであると簡潔に答えないように。その答えが欲しいのではない
ことをわかって答えてください。
私はうなずいて答えた。
ナビエ:わかっています。どのような答えがほしいのかわかっています。
一体何をどうしたら、離婚してすぐ再婚することができるのか。その相手がなぜハインリなのかということを聞いているのであろう。しかし・・・
ナビエ:わかっていますが、お答えできかねます。
私はできるだけ淡々と彼に言った。
ナビエ:前の夫に話すことはありません。
私の答えはソビエシュを確実に刺激したようだ。
ソビエシュ:前の夫・・・?
ソビエシュは聞き間違いかというように聞き返した。
ソビエシュ:前の夫だと・・・?
ソビエシュ:そうか、私のことか。前の夫とは・・・
やがて彼の落ち着きはなくなった。彼の声はさらに低くなり、額には青い血管が明らかになった。彼は私に一歩また近づき威圧的に見下ろして笑った。
ソビエシュ:それでも私は君が属する国の皇帝であることに変わりない。そして、私は
私の元妻の結婚を許す気はない。
やはりこのように出てくるんだ。だからすぐに大神官の前で再婚の承認を取りたかったんだ。
すると横に退いたはずの大神官がぴったりと言い切った。
大神官:ソビエシュ皇帝。それは私の権限です。
このような状況がとんでもない演劇のように見えたのだろうか。どこかの誰かが噴出して笑った。それはかなり大きな音だったのでソビエシュにもはっきり聞こえ、彼の顔がさらに固まり耳元が赤くなるのが見えた。ソビエシュは私とハインリを交互に見て、最終的にホールの通用口へ出て行ってしまった。大神官に感謝の言葉を伝えようとしたが、大神官もソビエシュに続き出て行ってしまった。
皇帝と大神官が消えると周囲が急に騒がしくなった。
両親や侍女達、パルアン侯爵?がまっすぐ私のもとへ走ってきて興奮しながらこれはどういうことなのか矢継ぎ早に聞いてきた。
ナビエ:事前に言わずにごめんなさい。
私は素直に謝罪した。計画をうまく進めるため徹底的に秘密にしてきたが、日ごろ大事に接してくれる人を驚かせてしまった。幸いなことに侍女たちは責めるようなこともなく、むしろ泣きながらよかったと言ってくれた。
ローラ:本当によかった!!!先ほど決めました!!
ナビエさまについていきます!!!!
ナビエ:ローラ、それは・・・
ローラ:どうせそこで王妃になられた後でも侍女が必要じゃないですか!
他の侍女たちとは異なり、ローラがそもそも私の侍女になったのは、宮中礼法を学ぶためだった。しかし・・・いくらそれでも遠い外国までローダだけ連れて行っていいものか迷っているとジュベール伯爵夫人が言った。
ジュベール:それでは私とローラがナビエ様に付いていけばよろしいですね。
ナビエ:ジュベール伯爵夫人?
ローラはともかくジュベール伯爵夫人までそう申し出てくれるとは思いもよらず驚いていたが、彼女は大したことのないような様子で続けた。
ジュベール:イライザ伯爵夫人は夫との関係も良く、外国まで長期で行くのは難しい
でしょう。私は夫と離れて暮らして久しいです。私が家にいないというこ
とに1年はわからないでしょう。
ナビエ:・・・・・・・
彼女はくすくす笑いながら付け加えた。
ジュベール:もちろん私もわからないですけどね。昨日主人が家にいたのかどうか。
その白々しい態度に笑いが込み上げた。
ナビエ:ジュベール伯爵夫人までいてくれたら私はとても心強い・・・
それでも本当にそれでいいのか躊躇しているとじっと見ているだけだったハインリが
さっと割り込んでローラとジュベール伯爵夫人にまず挨拶した。
ハインリ:奥さんにかわって感謝の挨拶を伝えたい。待遇はここより良くしますので
安心して来てくださいね。
奥さんという言葉にローラはきゃっと声を漏らした。
両親の顔はまだこの状況を受け入れるのが難しいようだった。
ハインリ:ああ、お母さま、お父様
ハインリが両親の方に向かってこう呼ぶと、二人は恥ずかしいように互いに顔を見合わせた。ハインリは二人の耳元に近づき小さな声で、「お兄様は先に西王国に来ています。」と言うと驚いた表情を見せ、最終的に父は涙を流した。母は父をなだめるのに忙しそうだったが、その顔は大変安堵しているようだった。それまで私がみじめな状態で終わるわけではないことに安堵しながらも、追放された兄が気になって存分に喜べないようであった二人を見て、最終的に私まで目元に力が入った。
寂しい心、喪失感、怒りなどがないわけではなかった。今となってはすぐに再婚の申請をしたおかげでみんなが驚き笑ってくれたが、皇后の席を追い出され離婚を言い渡されたことには変わりないから。しかし侍女たちがこんなに喜んでくれて、両親が安堵するのを見ると、肯定的な心が悲しみと怒りを押しやって大きくなった。特にハインリの存在がありがたかった。彼がいなかったら・・・私は離婚を言い渡されて侍女たちは悲しみ、両親は私を皇太子妃として出したことに対し自分たちを責め続けるだろう。人々も私に同情したであろう。しかし、喜びの涙であってもやはり人前では泣きたくなかった。私は深く深呼吸をしてハインリをみてパッと笑って見せた。
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ラスタはソビエシュに付いていきながら、皇后は全く残酷です!と言った。
ラスタ:ああ、もう前の皇后ですね
前皇后のナビエが皇后の座にいるだけで、彼を愛していないことはすでに知っていた。
それだけでも権力欲に目がくらんでいるのに十分だったが、離婚してすぐに他の王の元へ行くなんて!!本当に権力欲の化身のような人ではないか!
ラスタ:本当に冷たい人です。
ソビエシュはまっすぐ彼の寝室に入った。ラスタは戸惑いながら一緒に寝室へ入った。
部屋の中に入ったソビエシュはテーブルに片手をついて休んでした。さっきのことがよほどショックだったのかその目は宙を泳いでいた。
ラスタ:陛下・・・
ラスタが慰めようとソビエシュに近づいた。
ソビエシュは今ラスタがいることに気づいたかのように眉間を軽くしかめた。
そしてぎこちなく笑ってラスタに言った。
ソビエシュ:申し訳ないが、今はちょっと一人でいたい・・・
ラスタ:陛下・・・・・
ラスタはふわりと彼に近づきテーブルの上にあるソビエシュの手を自分の手で包み震える声で告白した。
ラスタ:陛下。ハインリ王子の文通相手は廃妃でした。
ソビエシュは瞳だけラスタを見た。それは直接見てすでに知っていた事実だった。また、ラスタが文通相手だと詐称したこともわかっていた。なぜ今この話をするのか不思議だった。ラスタは悲しい天使のように哀れな姿で言った。
ラスタ:廃妃は以前からハインリと仲が良かった。
ソビエシュ:!
ラスタ:ラスタは廃妃を守りたくて・・・わざわざ文通相手のふりをしました。
ソビエシュが鋭い視線でラスタを見た。ラスタはしたたる涙を手の甲でぬぐい、彼を澄んだ目で見つめた。
ラスタ:それなのにこんなふうに陛下の後頭部を殴るなんて・・・こんなことならあら
かじめ申し上げるべきでした。ラスタが判断を間違えてしまった、陛下。
本当に悲しむような彼女を見て、ソビエシュの表情が妙になった。
続きます