84話その2

LINE漫画で大好きな「再婚承認を申請します」の続きが待ちきれなくて

韓国版のWEB小説を翻訳して読み漁りました。

 

 

完全に読めているわけではないので多少(大分)違うところもあるかと思いますが

なんとなくの雰囲気だけでも感じていただければと思います。

そして不慣れのため見づらいところもあるかと思いますがご容赦ください;

 

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ソビエシュとナビエの離婚と、ハインリとナビエの結婚が決まり、

ラスタがソビエシュをなぐさめ、白々しい嘘をつきました。

 

**********************************

 

皇室のニュースはどこでも人気があった。人々は皇族の誰かが便秘という話でさえ興味を持ったし、皇室で何かをすると聞くとそれはすぐに流行となった。当然すべての雑誌が皇室の話を扱った。その多くの雑誌の中で最も信頼性のある雑誌が”ロールダン”であった。皇室のゴシップにおいて”ロールダン”は高い権威を誇った。

皇帝夫妻の離婚と数秒後に再婚というニュースが伝わったとき、人々はこのニュースが”ロールンダン”から出てきたのに驚愕した。廃妃の再婚なんて!

法的に禁止されたことはないが、今までの歴史の中でどの離婚した皇后も再婚をしたことがなかった。関係が複雑になる上皇帝の顔色が見えるからであった。

廃棄に想いを寄せる青年がいなかったわけではない。彼女ら彼らと恋人関係になることはあっても正式な再婚はしなかった。人々の視線は離婚した後も廃妃についてまわる。

かつて社交界の頂点に立った人のプライドもあっただろう。

ところがナビエ皇后が。その冷たさで有名な皇后が再婚するという。さらにその相手は西王国の王とのことだ!誰もがその初の事態に気絶するほど驚いた。

 

民衆の飛び交う意見もまちまちだった。

ナビエの再婚に賛成する人もいれば、話にならないという人もいた。

心情的には共感しながらも、皇后の能力を考えると、国には良いことではないという意見の人も多くこの再婚を防がなければという人までいた。

 

翌日の昼頃。

パルアン公爵にこの知らせを聞いたナビエは苦々しく笑った。

 

仕方のないことだった。国民にとって私は国の一部ですから。強制的に離婚された友人や家族が新しい人生を探していくのは歓迎すべきことだが、それが強制的に切り離した国の一部が他の国に行くということは良いことではないし、恥ずかしいことだろう。

 

パルアン侯爵:いや、しかし緻密な計画でした。使者として利用しながらも一言も

       教えてもらえなかったとは!

 

ナビエ:ごめんなさい。

 

パルアン侯爵:いえ、謝ることではないんです。

 

パルアン侯爵は小さな目でウインクをして小指を立てた。

 

パルアン侯爵:このパルアンがナビエ様の再婚に多大な功績を立てたということを

       覚えておいていただければと存じます。

 

白々しい態度にわらっていると、向かい側で30分ほどリストを作成していた財産管理人がペンを置き顔を上げるのが見えた。彼はトロビー一族(ナビエの家)の財産を担当する管理人であるが、私も財産のリストを整理してくれたのだった。

 

ナビエ:終わりましたか?

 

私が尋ねると、管理人は凝ったであろう首の後ろを揉みながらヒヒっと笑った。

 

管理人:終わりました。心配なさらないでくださいお嬢様。髪の櫛一つ欠かさず取りま

    とめいたします。

 

ナビエ:ありがとう。

 

私の次に皇后宮に住む人が誰なのか知っているので、ものを置いていきたくなかった。

どうせ皇后宮の主人になると、自分の好みに合わせて部屋を飾るだろうし、置いてあった物の大半を捨ててしまう。

ラスタが私の物を引き続き使用することも、私の物をしまったり捨ててしまうのも嫌だった。

 

管理人が鼻歌を歌いながらもう一度リストをチェックする間、私は窓の外、アーチ状の門の辺りを見た。そこにはハインリと私の両親が向かい合ってたって何やら話していた。最初はハインリ特有の笑顔を見せていたが、何かうまくいかなかったようで途中しょんぼりした顔になるのが見えた。

 

ナビエ:・・・・ああいうところ、可愛いわよね

 

昨晩ハインリは私の両親に西王国に移住するのはどうかと提案し、両親は断った。

二人は東大帝国人であり、ここの貴族だから国を変えることはできない・・・。おそらくその話を今もしていたのだろう。

そしてハインリはこちらに気付き、可愛く笑い、両親とともにこちらに近づいてきた。

 

財産管理人はハインリ王の近くは居心地悪いのか2階へ上がっていった。

近づいてきた母は私に尋ねた。

 

ナビエ母:ナビエ。この後はどうするの?いつまでここに留まるのですか?

 

どうやら三人はそのことを話していたようだった。私はさっと答えた。

 

ナビエ:いつでも出発することができます。準備は事前にしておきましたから。

 

 

今まさに即位したばかりのハインリが長くここに滞在するのはよくないと思い事前に考えておいたことだった。しかし。意外なことにハインリはもっと長く滞在しようと言い出した。

 

 

ハインリ:馬車は用意していたから・・・半月ほど滞在し、去るのはいかがでしょう?

 

私は全然かまわない。半月でも。でも大丈夫なの?心配になってハインリの顔を見ると

ハインリはウインクをして言った。

 

ハインリ:私もクイーンの両親の点数を取る時間が必要ですね☆

 

 

ソビエシュに慣れている両親はハインリの反応に対してぎこちないが、その言葉にさらに硬直し、互いに全然違う方向を見ていた。

このような状況を面白がって見ているのはパルアン侯爵だけだった。

父が彼を鋭い視線で見ると、パルアン侯爵はヘラヘラ笑いをさっと止め、両手を上げ、ああ!私は他の用事を思い出した!と逃げるように出て行った。

 

しかし、ドアを開けて出て行った彼はその場に立ち止まったまま動かなかった。

なぜかと思い近づくと、パルアン侯爵が冷たい表情で正門を見つめていた。

彼の視線の先を追うと正門越しに奇妙な光景が見られた。

近衛騎士が入り口の前を壁のように取り囲んでいたのだった。

 

 

→85話へ続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

84話その1

LINE漫画で大好きな「再婚承認を申請します」の続きが待ちきれなくて

韓国版のWEB小説を翻訳して読み漁りました。

 

続きが知りたい同じような方の楽しみになればと初めてのネタバレブログを

はじめてみます☆

 

完全に読めているわけではないので多少(大分)違うところもあるかと思いますが

なんとなくの雰囲気だけでも感じていただければと思います。

そして不慣れのため見づらいところもあるかと思いますがご容赦ください;

 

 

 

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離婚法廷で離婚が成立し、大神官に祝福してもらった後

怒りに満ちたソビエシュがナビエのもとへ近づいてきたところで終わりました。

 

choco555.hatenablog.com

 

では続きです。

************************************

 

 

彼は何を言ってくるだろうか。私が再婚して気が楽になったということではないだろう。あの恐ろしい目をしているのだから、確実に悪いことだろう。

 

ソビエシュ:皇后。いや、ナビエ。これは・・・・・この奇妙な状況は一体?

 

近づいてきて、彼が私にしたのは質問であった。彼の声は比較的落ち着いていた。目は怒っているが、声は非常に静かで怒っていない人のようでした。

 

ソビエシュ:プロポーズであると簡潔に答えないように。その答えが欲しいのではない

      ことをわかって答えてください。

 

私はうなずいて答えた。

 

ナビエ:わかっています。どのような答えがほしいのかわかっています。

 

一体何をどうしたら、離婚してすぐ再婚することができるのか。その相手がなぜハインリなのかということを聞いているのであろう。しかし・・・

 

ナビエ:わかっていますが、お答えできかねます。

 

私はできるだけ淡々と彼に言った。

 

ナビエ:前の夫に話すことはありません。

 

 

私の答えはソビエシュを確実に刺激したようだ。

 

 

ソビエシュ:前の夫・・・?

 

ソビエシュは聞き間違いかというように聞き返した。

 

ソビエシュ:前の夫だと・・・?

 

 

 

ソビエシュ:そうか、私のことか。前の夫とは・・・

 

 

やがて彼の落ち着きはなくなった。彼の声はさらに低くなり、額には青い血管が明らかになった。彼は私に一歩また近づき威圧的に見下ろして笑った。

 

ソビエシュ:それでも私は君が属する国の皇帝であることに変わりない。そして、私は

      私の元妻の結婚を許す気はない。

 

 

やはりこのように出てくるんだ。だからすぐに大神官の前で再婚の承認を取りたかったんだ。

すると横に退いたはずの大神官がぴったりと言い切った。

 

大神官:ソビエシュ皇帝。それは私の権限です。

 

 

このような状況がとんでもない演劇のように見えたのだろうか。どこかの誰かが噴出して笑った。それはかなり大きな音だったのでソビエシュにもはっきり聞こえ、彼の顔がさらに固まり耳元が赤くなるのが見えた。ソビエシュは私とハインリを交互に見て、最終的にホールの通用口へ出て行ってしまった。大神官に感謝の言葉を伝えようとしたが、大神官もソビエシュに続き出て行ってしまった。

皇帝と大神官が消えると周囲が急に騒がしくなった。

両親や侍女達、パルアン侯爵?がまっすぐ私のもとへ走ってきて興奮しながらこれはどういうことなのか矢継ぎ早に聞いてきた。

 

ナビエ:事前に言わずにごめんなさい。

 

私は素直に謝罪した。計画をうまく進めるため徹底的に秘密にしてきたが、日ごろ大事に接してくれる人を驚かせてしまった。幸いなことに侍女たちは責めるようなこともなく、むしろ泣きながらよかったと言ってくれた。

 

ローラ:本当によかった!!!先ほど決めました!!

    ナビエさまについていきます!!!!

 

ナビエ:ローラ、それは・・・

 

ローラ:どうせそこで王妃になられた後でも侍女が必要じゃないですか!

 

他の侍女たちとは異なり、ローラがそもそも私の侍女になったのは、宮中礼法を学ぶためだった。しかし・・・いくらそれでも遠い外国までローダだけ連れて行っていいものか迷っているとジュベール伯爵夫人が言った。

 

ジュベール:それでは私とローラがナビエ様に付いていけばよろしいですね。

 

ナビエ:ジュベール伯爵夫人?

 

ローラはともかくジュベール伯爵夫人までそう申し出てくれるとは思いもよらず驚いていたが、彼女は大したことのないような様子で続けた。

 

ジュベール:イライザ伯爵夫人は夫との関係も良く、外国まで長期で行くのは難しい

      でしょう。私は夫と離れて暮らして久しいです。私が家にいないというこ

      とに1年はわからないでしょう。

 

ナビエ:・・・・・・・

 

彼女はくすくす笑いながら付け加えた。

 

ジュベール:もちろん私もわからないですけどね。昨日主人が家にいたのかどうか。

 

その白々しい態度に笑いが込み上げた。

 

ナビエ:ジュベール伯爵夫人までいてくれたら私はとても心強い・・・

 

それでも本当にそれでいいのか躊躇しているとじっと見ているだけだったハインリが

さっと割り込んでローラとジュベール伯爵夫人にまず挨拶した。

 

ハインリ:奥さんにかわって感謝の挨拶を伝えたい。待遇はここより良くしますので

     安心して来てくださいね。

 

奥さんという言葉にローラはきゃっと声を漏らした。

両親の顔はまだこの状況を受け入れるのが難しいようだった。

 

ハインリ:ああ、お母さま、お父様

 

ハインリが両親の方に向かってこう呼ぶと、二人は恥ずかしいように互いに顔を見合わせた。ハインリは二人の耳元に近づき小さな声で、「お兄様は先に西王国に来ています。」と言うと驚いた表情を見せ、最終的に父は涙を流した。母は父をなだめるのに忙しそうだったが、その顔は大変安堵しているようだった。それまで私がみじめな状態で終わるわけではないことに安堵しながらも、追放された兄が気になって存分に喜べないようであった二人を見て、最終的に私まで目元に力が入った。

寂しい心、喪失感、怒りなどがないわけではなかった。今となってはすぐに再婚の申請をしたおかげでみんなが驚き笑ってくれたが、皇后の席を追い出され離婚を言い渡されたことには変わりないから。しかし侍女たちがこんなに喜んでくれて、両親が安堵するのを見ると、肯定的な心が悲しみと怒りを押しやって大きくなった。特にハインリの存在がありがたかった。彼がいなかったら・・・私は離婚を言い渡されて侍女たちは悲しみ、両親は私を皇太子妃として出したことに対し自分たちを責め続けるだろう。人々も私に同情したであろう。しかし、喜びの涙であってもやはり人前では泣きたくなかった。私は深く深呼吸をしてハインリをみてパッと笑って見せた。

 

 

****

 

ラスタはソビエシュに付いていきながら、皇后は全く残酷です!と言った。

 

ラスタ:ああ、もう前の皇后ですね

 

前皇后のナビエが皇后の座にいるだけで、彼を愛していないことはすでに知っていた。

それだけでも権力欲に目がくらんでいるのに十分だったが、離婚してすぐに他の王の元へ行くなんて!!本当に権力欲の化身のような人ではないか!

 

ラスタ:本当に冷たい人です。

 

ソビエシュはまっすぐ彼の寝室に入った。ラスタは戸惑いながら一緒に寝室へ入った。

部屋の中に入ったソビエシュはテーブルに片手をついて休んでした。さっきのことがよほどショックだったのかその目は宙を泳いでいた。

 

ラスタ:陛下・・・

 

ラスタが慰めようとソビエシュに近づいた。

ソビエシュは今ラスタがいることに気づいたかのように眉間を軽くしかめた。

そしてぎこちなく笑ってラスタに言った。

 

ソビエシュ:申し訳ないが、今はちょっと一人でいたい・・・

 

ラスタ:陛下・・・・・

 

ラスタはふわりと彼に近づきテーブルの上にあるソビエシュの手を自分の手で包み震える声で告白した。

 

ラスタ:陛下。ハインリ王子の文通相手は廃妃でした。

 

 

ソビエシュは瞳だけラスタを見た。それは直接見てすでに知っていた事実だった。また、ラスタが文通相手だと詐称したこともわかっていた。なぜ今この話をするのか不思議だった。ラスタは悲しい天使のように哀れな姿で言った。

 

ラスタ:廃妃は以前からハインリと仲が良かった。

 

ソビエシュ:!

 

 

ラスタ:ラスタは廃妃を守りたくて・・・わざわざ文通相手のふりをしました。

 

ソビエシュが鋭い視線でラスタを見た。ラスタはしたたる涙を手の甲でぬぐい、彼を澄んだ目で見つめた。

 

ラスタ:それなのにこんなふうに陛下の後頭部を殴るなんて・・・こんなことならあら

    かじめ申し上げるべきでした。ラスタが判断を間違えてしまった、陛下。

 

本当に悲しむような彼女を見て、ソビエシュの表情が妙になった。

 

 

続きます

 

 

 

 

 

 

83話その2

LINE漫画で大好きな「再婚承認を申請します」の続きが待ちきれなくて

韓国版のWEB小説を翻訳して読み漁りました。

 

続きが知りたい同じような方の楽しみになればと初めてのネタバレブログを

はじめてみます☆

 

完全に読めているわけではないので多少(大分)違うところもあるかと思いますが

なんとなくの雰囲気だけでも感じていただければと思います。

そして不慣れのため見づらいところもあるかと思いますがご容赦ください;

 

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前回は離婚法廷当日、冒頭のシーンでした。

ハインリの登場、大神官が再婚を認めたところまででした。

 

choco555.hatenablog.com

 

あと少しですが、83話続き書きます!

 

**************************************

 

 

大神官:ナビエとハインリ王の結婚を承認します。

 

言葉が終わるや否やハインリが大きな息を吐いた。彼もひょっとしたら大神官が許可をしないのではないか心配していたようだった。

行きましょう。彼は私を見て太陽のように笑った。

ソビエシュは大神官に拳で自分の後頭部を殴られたような顔だった。彼が何か言おうとしたが、大神官が手を挙げて静かにさせた。

 

大神官:離婚法廷は終わりました。

 

閉会を宣言した大神官は、ハインリに近づいた。すでに近かったのにも関わらず。

そして、昔の誓いをするときと同じ光景だった。壇上の大神官とその前にハインリと私。相手の男性が変わったこと以外、まったく同じであった。

同じ考えだったのか、大神官も苦笑いをしたところで、新たに結婚する二人を祝う詩を詠んだ。

 

ハインリ:大神官。ありがとうございます。

 

ハインリは目じりを下げて笑い、お礼を述べた。

 

ハインリ:後ほど正式に挙式にご招待いたします。

 

大神官:私はすでに許可しましたので、それは必要ありません。忙しいので。

 

 

時間管理に徹底した大神官はきっぱり言うと、私のほうを複雑な視線で見た。

 

大神官:ナビエ皇后、いや、ナビエ王妃。子供のころから見てきたあなたを信じてこの 

    ような要求を承認したが・・・これからは決して簡単な道のりではないでしょ

    う。

 

ナビエ:ありがとうございます。大神官様。

 

大神官は今度はハインリを見て、忠告した。

 

大神官:結婚式は盛大に、華やかに開き、人々をたくさん招待しなさい。

    誰が来ても、堂々とすべきです。

 

ナビエ:ありがとうございます。大神官様も結婚式に是非ご招待したします。

 

大神官:私は忙しい。

 

きっぱりいつものように言った大神官の後ろにソビエシュが爆発寸前の溶岩のように立っていた。ラスタはやっとエルギ公爵から視線を外しハインリと交互に見ていて、かすかに浮かび上がっていた笑みは完全に消えていた。ソビエシュの額と拳に血管が浮き上がってきているのが見えた。そうするうちにソビエシュと目が合った。

 

 

 

ナビエ:・・・・・

 

 

ソビエシュ:・・・・・

 

 

私たちは何も言わず、お互いを眺めるだけだった。私は本当に、本当になんの感情もなかった。周囲はあまりにも大騒ぎなのに。事件の中心に立っているので、まるで台風の目にいるかのように静かな感じがした。これからどんなことが起きるか漠然としながらもなぜか上手くいくような自信があった。一方ソビエシュの黒い瞳は完全に怒りに満ち、恐ろしいものだった。大神官が汗をぬぐって横に退いてすぐソビエシュはゆっくりと私のほうへ近づいてきた。

 

 

→84話へ続く

 

 

再婚皇后83話その1

LINE漫画で大好きな「再婚承認を申請します」の続きが待ちきれなくて

韓国版のWEB小説を翻訳して読み漁りました。

 

続きが知りたい同じような方の楽しみになればと初めてのネタバレブログを

はじめてみます☆

 

完全に読めているわけではないので多少(大分)違うところもあるかと思いますが

なんとなくの雰囲気だけでも感じていただければと思います。

そして不慣れのため見づらいところもあるかと思いますがご容赦ください;

 

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一旦ちょっと飛んで83話くらいから書いていきます。

みなさん知りたいのは、冒頭のシーンかなと思うので。(そこまで私のペースではまだまだ長そうなので)

 

ハインリがなんとかギリギリ東大帝国に潜り込め、離婚成立と共に再婚申請をする必要があるというナビエの考えをちゃんと汲み取ってくれ(←☺その後だとソビエシュが邪魔してくる可能性が高かったため)当日を迎えることになりました。

 

*************************************

ソビエシュとナビエの離婚法廷当日。

 

ラスタは自分の人生が変わったことを実感していた。

もともと親切にしてくれる人たちは多かったが、今まで以上だと感じる。

皇后になったらみんなの視線がどんなものになるのか考えると笑いが込み上げた。

ナビエのことはもともと嫌いではないし、こうなってみると少し同情する気持ちもあるが、自分のことのほうが大事だった。

 

デリス(ラスタの侍女)が、ラスタに、これからはラスタ様の時代ですね!ラスタ様の下で働けると思うと胸がいっぱい!!のようなことを言って喜んでいるのを笑って聞きながら、ラスタはデリスもヴェルディ子爵夫人もクビにしようと考えていた。

皇后になる自分の侍女が子爵夫人というのはみっともないし、連れてきた経緯も微妙で、忠誠心も怪しいので、この際片付けてしまおうと思った。(☻ひどい・・・・)

 

離婚法廷に行く服を選んでいるとエルギ公爵が来た。

 

 

エルギ公爵が離婚裁判のこと(かな?)を秘密にされていたことを嘆いて、

ラスタがソビエシュから口止めされていたの、ごめんなさいと可愛く答え、

もう一つの秘密(自分が皇后になることかな?大分前に読んだので定かではないですが)は内緒にしたままエルギもそんなに気分を害した風でもなく終わった。

 

そして、エルギ公爵はラスタの選んでいる服の山を見て、ラスタも何を着ようか悩んでいると話したところ、私が選びましょうか?と申し出た。

 

そして、最も華やかで派手なドレスを選んだ。

 

ラスタは、良い日ではないので、もう少しおとなしい服の方がよいのでは?と

言ったが、エルギ公爵は、ナビエ皇后には良くない日だが、あなたにとっては

良い日である、人々にもこれからはあなたの時代だということを示さないと

と言ってラスタは納得した。

 

***そして法廷

 

すでに多くの人が到着していた。

 

ナビエが何気なく正面を見るとソビエシュが一人立っていた。

中央の壇上には大神官が。

ソビエシュの後ろには真っ白でエレガントなドレス姿のラスタが見えた。

普段ラスタはシンプルですっきりとしたデザインのドレスをよく着ていて

それがラスタの魅力を引き立てていたのだが、今日はとても力が入り

新年会にでも出席するかのようなドレスを着ていて違和感を感じた。

ラスタにはちゃんとアドバイスをしてくれる人がいないのだろうか。この場にあのような衣装と装飾を身に着けてくるということは自分がどう見られてしまうか誰も教えてくれないのだろうかとナビエは思うのだった。

 

 

そしてドアが閉まる音が重く法廷に響いた。

周囲が完全に静寂に包まれた。

 

ナビエは大神官の前に近づいた。

 

ナビエ:・・・・・

 

誰も口を開かなかった。

大神官は短くため息を吐き捨て、壇上の書類に目を落とし口を開いた。

 

大神官:ナビエ皇后。東大帝国のナビエ皇后。

    あなたの夫であるソビエシュ皇帝が、あなたとの離婚を要求しました。

 

ナビエは黙って大神官の口元を見ていた。

 

大神官:離婚を受け入れるなら、あなたは皇后ではなくなり、皇族と皇后として享受

    しているすべての権利をはく奪され、皇室の姓を使用することができなく

    なります。

 

ナビエ:・・・・

 

大神官:神に誓った夫婦の縁は切れ、ナビエ皇后とソビエシュは未婚に戻るでしょう。

 

大神官は離婚の理由は公開せず、すぐにナビエに尋ねた。

 

大神官:それでも離婚を受け入れますか?受け入れないことも夫婦であるあなたの

    権利であり、離婚訴訟を進めることができます。

 

ナビエ:離婚を受け入れます。

 

言葉を発した瞬間、ラスタの口元に浮かぶ笑いを発見したのはナビエ一人だけだろうか。

ソビエシュは半分は安堵、半分は申し訳ないといった顔でナビエを見た。

 

 

「陛下!馬鹿げています!!!」

 

パルアン侯爵?が叫び、ナビエに向かって走ってこようとしたが、近衛騎士に抑えられ何もできなかった。

パルアン公爵?、イライザ伯爵夫人、私を守ってくれたアルティナ団長。

みんな私にとってとてもありがたい存在である。私は彼らに感謝を込めた視線を投げた後大神官の方に顔を向けた。

 

大神官:ナビエ皇后。本当に離婚の申請に異議なく同意するのですか?

 

大神官が少し怒った顔で尋ねた。

彼は私が戦うことを望んでいた。決して離婚してはいけないと。私は何のために離婚をするのかという裁判を期待していた。

皇帝との裁判で勝訴する可能性は全くない。過去の皇后誰一人として皇帝と離婚裁判をして勝っていなかった。

しかし、裁判が行われている数年間もの時間の間、人々はこのニュースを聞いて、皇帝やその政権を批判する。大神官や私の家族や友人が望むのはその部分なのだ。

 

ナビエは首を振った。

離婚裁判をすると皇帝の名に傷をつけるだろう。

私の名前にも傷がそのまま残るだろう。

道徳的な問題が生じるわけでもない。

ただ、私はほかの国の王と再婚をする考えだ。

複雑な事が絡まった状態は、ハインリと再婚するのに役に立ちませんでした。

 

ナビエ:離婚を受け入れます。

 

もう一度繰り返して言うと、大神官が目を閉じた。

あちこちで残念だという声が上がっていた。

 

ナビエ:そして、再婚承認を要求します。

 

私がその言葉を付け加えた瞬間、その場の雰囲気は完全に変わった。

大神官は目を大きく見開き、周囲は静寂に包まれた。

みんな自分たちが何を耳にしたのかわからないという顔で目線だけを交わした。

 

(☻キタ~~~~~~~~~~~~~!!!!!)

 

ソビエシュの横に立つラスタの表情も微妙なものになった。

ソビエシュは言うまでもなく。

 

大神官:ナビエ皇后、再婚なら・・・・

 

私は答える代わりに手を伸ばしある一点を指さした。

 

待ってましたというかのように、半透明のベールを被って隠れていたハインリが立ち上がり愉快に笑いを放った。

 

ハインリ:出てもいいですか?

 

静寂が消えざわめく音が大きくなった。

男は人々をかき分けて歩き私の隣に立ちベールを取った。

 

今まで事態を傍観していたソビエシュだったが

 

ソビエシュ:ナビエ!!!!!そいつは、――――!!!!!

 

 

ナビエ:再婚相手です。 

 

 

大神官の目がぐるりと回った。

私はにっこり笑ってハインリを見た。

このようは反応は予想通りじゃない?という表情で肩をすくめた。

なんだか愉快な気分になった。

 

しかし愉快な気分なのは私たち二人だけであり、西王国の王のとんでもない出現のせいだろうか、人々がざわめく音は止まらなかった。

 

ソビエシュは口を開けたままナビエを見ている。

 

ラスタ:まさか!

 

ラスタも当惑顔だった。なぜか彼女はハインリやソビエシュでもなくエルギ公爵を見ているが。エルギ公爵も、ハインリがここに来ていたことを知っていながらもびっくりしたという演技をしていた。(☻そういえばエルギ公爵とハインリがデキてるってラスタは思ってたんでしたっけ?エルギ公爵の部屋を訪れた時に勘違いするシーンがあったような)

 

大神官は何度も咳ばらいをした。まだ混乱しているようだ。

しばらくして大神官はナビエに尋ねた。

 

大神官:ナビエ皇后。その言葉は本当ですか?ハインリ王子、いや、ハインリ王。

    本気でするのでしょうか?

 

 

ハインリはナビエより先に答えた。

 

ハインリ:はい。ナビエ様を私の王妃として迎えたいと思います。

 

 

ソビエシュ:他の国で何をしているんですか?

 

ソビエシュがむなしい笑いを放った。

ハインリは平然と言い返した。

 

ハインリ:プロポーズです。  (←☻!!!!!)

 

しかしそれは明らかにソビエシュを刺激する答えで、大神官は眉間をしかめハインリに警告を飛ばした。

ハインリはサッと表情を変え、純粋で可哀相な顔で大神官に懇願した。

 

 

ハインリ:大神官。この機会を逃すと思い急いできたのです。事態を考慮して

     必ずご承認いただきますようお願いいたします。

 

私は息を殺し大神官の決定を待っていた。

大神官が許諾してくれるだろうと信じてはいるがそれでも不安だった。

 

ソビエシュ:大神官。ハインリ方が黙って法廷に出席したのは明白な違法です。

 

ソビエシュは低い声で大神官を脅し上げるように述べた。

大神官は黙って私を見て、私は大神官の目をまっすぐ見つめた。

彼がこれが本当の意思なのかと尋ねているように思えた。実際本当に聞いているかはわからないが私は首を縦に振った。

 

すると大神官の白いひげが揺れ眉がゆがんだ。

瞬間不安な気持ちになった。

大神官の口が開かれた。私は固唾を飲み込んだ。

ハインリの手が私の手に届いて、彼は力を込めて私の手を握った。

私も彼の手をしっかり握った。

大神官の目が私たちの手に届き、その瞬間。

 

大神官:ナビエとハインリ王の結婚を承認します。

 

**********************************

 

 

 

☻キタ~~~~~~~~~~~~~~!!!!

おめでとう!!!!やった!!!!!

ハインリとの再婚が認められました!!!!

 

あまりにも長すぎるので2へ続きます。あと少しなのですが!

もっと前に切りたかったけどここまでは知りたい部分だよな~と思い。

(だったら無駄な部分を切ればよかったのですが時間がないのでこのまま上げます)

 

 

二人が手を握るところが嬉しかったり。

ソビエシュとラスタを驚かせることができて嬉しかったり。

 

なにより大神官のナビエへの親心というか愛が素敵でした。

前日にナビエの元を訪れてましたよね。

 

ではまた~☻

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

71話(66話)

LINE漫画で大好きな「再婚承認を申請します」の続きが待ちきれなくて

韓国版のWEB小説を翻訳して読み漁りました。

 

続きが知りたい同じような方の楽しみになればと初めてのネタバレブログを

はじめてみます☆

 

完全に読めているわけではないので多少(大分)違うところもあるかと思いますが

なんとなくの雰囲気だけでも感じていただければと思います。

そして不慣れのため見づらいところもあるかと思いますがご容赦ください;

(ちなみになるべく入れないようにしますが我慢できない時だけ☺で私の気持ちを入れています)

 

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2021年2月11日現在LINE漫画では65話まで配信されていますので

その続きからスタートします。

ソビエシュがハインリからの手紙を目の前で焼き払ってしまったところで終わりました。

 

その際次ナビエの元へ来た全ての鳥を射殺すると言っていました。

ナビエは急いで西宮の自分の部屋へ戻るとイライザ伯爵夫人に青い布を持ってきてくださいと頼みました。

 

青い布は東大帝国では危険を象徴する色でした。

青い布をかけておくことで危険を知らせ、ハインリの送った鳥が来ないようにしようと思ったのです。

ハインリと連絡を取り合う方法が伝書鳩(ではないですが)だけと思うと途方もなくなりましたが、今重要なのは鳥が死なないようにすることです。

 

 

ナビエ:ちょっと待って

 

イライザ婦人:はい、なんでしょう。

 

ナビエ:青ではなく、赤にしてください。

 

西大国では危険を象徴する色は赤だったので、赤にしたほうがいいとナビエは考えました。

 

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マッケナ:ナビエ皇后が、西大国の女王になってくださると言ったんです

       か・・・?!

 

ハインリ:はい

 

マッケナ:殿下、もしかしたら脅迫とかされましたか・・・・?←☺(笑)

 

ハインリ:・・・・

 

 

ハインリは何かナビエに事情があるようだったとことをマッケナに話しました。

もしかしたらソビエシュ皇帝がナビエ皇后と離婚しようとするのかもしれない・・・と。

 

マッケナ:ところで、それは本気なのでしょうか?

 

ハインリ:そのようなことを冗談で言う方ではない

 

マッケナ:殿下はどうですか?心から受け入れたのでしょうか?

 

ハインリ:もちろんです

 

なぜそのような当たり前のようなことを尋ねるのかと言うような顔で言い返したハインリにマッケナは心配になった。

 

マッケナ:まぁ、戦争を起こしてラスタ様を盾に、ナビエ皇后を人質にとるという

     当初の計画よりは確実にマシですね。ただ簡単なことではないでしょ

     う。殿下。

 

ハインリ:わかっている。これから多くのことを準備しなくては

 

ハインリは関係ないように明るく笑って付け加えた。

 

ハインリ:皇后だった女性を王妃にすることはできない。

 

冗談のように話したが、その言葉は簡単に流して聞くことができない内容だった。

マッケナはあまりに軽く口にされた言葉にしばらく目をパチパチし、驚いて立ち上がった。ハインリのその言葉は、もう西王国ではなく、西大帝国にするという意味であった。

 

マッケナ:殿下、まさか・・・・!!

 

ハインリ:君がたくさん苦労するんだ、マッケナ。

 

 

 

普段なら文句を言うところですが、マッケナはハインリの、大帝国にするという言葉にとても感動して今日は小言を言いませんでした。

 

西王国の人々は東大帝国に若干の劣等感がありました。力や能力は十分にあり劣らない西王国でしたが毎回東大帝国の魔法軍に押され、二軍のように扱われているからでした。外国で行われる儀典も、いつも東大帝国に押され気味でした。国として弱いこともないのにいつもそのような扱いを受けているため、不満が溜まっていくしかなかったのです。

ハインリは、音もなく一人で涙するマッケナを見て、笑いながら肩をたたきました。

 

ハインリ:なぜ泣くんだ。大帝国にしようとしてたじゃないか。私たちがした約束

     覚えていないのか?

 

マッケナ:そうですよね・・・それでも嬉しいのです。

 

ハインリはマッケナをもう少しなだめていましたが、胸から手紙を取り出して差し出しました。

 

ハインリ:これをナビエ皇后に届けてくれ

 

 

 

ハインリは、じっとしていてもとても気分がよかった。自然と口元も緩む。ウィルウォルでナビエに会った後ずっとこのような状態だった。

ナビエがハインリを愛しているわけではないというのはもちろん寂しく、気にはなっていたが、それをすべて覆ってしまうほど嬉しい気持ちが大きかった。

ハインリのナビエへの片思いをずっと心配して反対していたマッケナも意外と簡単に、ハインリにナビエは合うだろうと言ってくれた。少し皮肉なニュアンスだったがそれさえもハインリにとって心地よかった。

その時でした。扉の向こうに秘書が来てハインリに声をかけました。

 

 

秘書:殿下。少しお時間よろしいでしょうか。

 

ハインリは扉を開け、秘書を部屋の中へ入れた。

 

 

秘書:東大帝国の新しいニュースが入ってきました。

 

ハインリ:なんだ?

 

秘書:トロビー家の長男(コシャールですね)がソビエシュ皇帝の赤ちゃんを陰湿に攻撃しようとしたのが発覚して追放されました。

 

ハインリがコシャールの行方を聞くと、ソビエシュとは直接関連がないので追わなかったようでわからないとのことでした。

 

ハインリ:探して私のところへ連れてこい

 

秘書:はい、殿下。

 

秘書が出て行ったあと、ハインリは椅子に足を組んで座り、真剣に考えこんだ。

マッケナの言葉を使うと、規律をナイフのように従う(違うかもしれませんが)ナビエ皇后がハインリの元へ来ようとするということは、恐らく深刻なことがあったのだろう。あるいは離婚のことがあらかじめわかっていたのか・・・

 

ハインリ:クイーンの兄東大帝国から追放されたのもこれと関連があるのか・・・?

 

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一方ハインリの命令を受けるとすぐに東大帝国へと飛び立ったマッケナは一度も休まず何度も行き慣れたナビエ皇后の部屋へと向かいました。ところが皇后の部屋の窓がいつもと違い赤い布がかかっていました。マッケナはしばらく不吉な感じの印象を受けましたが、赤い色が東大帝国では幸運の象徴だという認識を思い出して独り言をつぶやき笑っていました。

 

マッケナ:冷たい印象の方でしたが、意外と可愛い部分がありますね

 

マッケナはにやにや笑いながらサッと窓に向かって飛んでいきましたが、突然痛みを感じで窓にぶつかった後落ちた――――――――― 

 

 

☺マッケナーーーーーーーーーーーーーーーーー(涙)!!!!!!